S-N曲線(S-N線図)って何?
S-N曲線のSは「Stress」のS。これは繰り返す負荷のことです。
Nは「Number of cycles to failure」のことで、破断までの繰り返し数のことです。
Sは縦軸、Nは横軸で下記のようなグラフになります。
上記のグラフはS-N曲線の一例です。
右下がりの直線となっており、繰り返し数が多くなるほど、より小さい応力で疲労破壊を起こすことがわかります。しかし、ある一定の繰り返し応力であれば、無限に負荷をかけても破断しないラインがあらわれ、これを「疲労限度」といいます。
最近では、ギガサイクル疲労試験(超高サイクル疲労)も進められています。ギガサイクル疲労において、疲労破壊が生じない目安になる疲労限度以下の応力の繰返しのもとで、10の7乗回~10の9乗回を超える繰り返し数で疲労破壊する現象です。
いくつか破壊する事例も見つかっています。
なお山本金属製作所のGIGA QUAD®は4本の試験片を同時に試験出来るため、データ収集が早く出来、S-N曲線も効率的に作成できる試験機です。それ故、高サイクル疲労領域の試験も効率的に行えます。
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