回転曲げ疲労試験機 集光加熱ユニット
高温環境下での疲労試験が可能!
試験片の切り欠き部の温度を高温に保つ事ができます
4連式回転曲げ疲労試験機GIGA QUAD®用の集光加熱ユニットです。
金属材料が晒される環境は様々ですが、自動車等のエンジン周辺では200~300℃、
原子炉に至っては600℃と過酷な高温環境下で使用されるものも少なくありません。
また金属の疲労強度も実は温度環境によっても大きく異なります。
弊社の集光加熱ユニットは挿入した試験片の切り欠き部の温度をハロゲンランプ光で高温に保つ事ができ、
近年進化し続ける耐熱特性に優れる金属材料についても高温疲労に関する試験を行う事が可能です。
基本仕様Specification
機械本体仕様
温度範囲 | 鉄系100~600℃ SUS系100~600℃ アルミ系100~150℃ |
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電源容量 | 0.6kW |
温度制御精度 | ±5℃(オーバーシュート後) |
環境温度計測精度 | 1℃ |
温度制御 | PID制御モード・電力制御モード |
サイズ(制御盤+冷却ユニット) | 500X500X1400 |
使用試験片 | 弊社標準試験片 φ10 |
試験ヘッド数 | 2ヶ(独立温度制御) |
電源 | 単相AC200V 1ヶ、単相AC100V 1ヶ |
※製品の仕様および外観は改良のため変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
万全のアフターサービス
01 定期メンテナンスサービス
年に一度の定期メンテナンスを実施することをお勧めします。
グリス切れやベルト破断などのトラブルを事前に防ぐことが出来ます。
02 オーバーホールサービス
YRB200は5年※、YRB300Lは3年※に一度スピンドルの交換を推奨しています。スピンドル交換をすることにより試験機の動きがスムーズになります。
※使用頻度、条件により変わります。
よくある質問FAQ
皆様からのGIGA QUAD®に関してよく頂く御質問をまとめました。
下記以外の質問もお待ちしておりますので、是非お問い合わせ下さい。
- 試験応力はどこまで?
- 標準試験片の場合、YRB200で1363MPa、YRB300Lで2540MPaです。
- 最大荷重と最小荷重は?
- RB200は、最大荷重は20kg。最小荷重は約0.49kgで、アダプター、バネ、棒、受け皿、ナット全ての重量です。おもりをかけていなくとも最低で0.47kgの荷重がかかっています。YRB300Lは、最大荷重85kg。最小荷重は、5.21kgです。
- 客先にて準備が必要な設備は?
- YRB200 電源設備 電源:三相AC200V ブレーカ容量 :15A
YRB300L 電源設備 電源:三相AC200V ブレーカ容量 :20A
空圧設備 圧力0.4MPa
- 製品の最大電流値は?
- YRB200 3A
YRB300L 6A
腐食ユニット 0.05A以下
高温ユニット 10A
モータの電気容量 YRB200 0.2kW
YRB300L 0.4kW
※環境ユニット使用時は0.7~0.9kW
- 把持可能な試験片サイズは?
- YRB200は試験片の外径がφ5~φ13なら取り付けは可能です。YRB300Lはφ5~φ20までが取付可能です。ただし、寸法効果や、応力集中係数など、様々な要因が疲労試験に影響を与えますので、試験片の形状には弊社推奨の形状とサイズが有ります。コレットとアダプターは1つの寸法にしか対応しておりませんので、試験片の外径寸法を変更する際、それに合ったコレットとアダプターを準備する必要があります。コレットとアダプターは弊社にて準備しますので、お気軽にご相談ください。
- 試験片に要求される芯振れ精度は?
- JIS Z 2274には試験片の芯振れは±25μm以内と提唱されています。過去の実験では、芯振れ精度が±60μm以上と±20μm以下では疲労強度が20%ほど±60μm以上の方が弱くなる結果を出したことが有ります。
- S-N線図はどのように引けばよいのでしょうか?
- Excelの近似曲線で作成する方もいらっしゃいますが、より専門的な方法としてはS-N曲線回帰法に基づいた「金属材料疲労信頼性評価標準」 – S-N曲線回帰法 – 付属のソフトで作成することをお勧めします。
- GIGA QUAD®と小野式の違いは?
- GIGA QUAD®は片持ち式で試験片4本同時試験が可能。 小野式は両持ち式で試験片1本のみ試験可能。
- 片持ち式と両持ち式の違いは?
- 試験片に働くモーメントが異なるので、方式により使用する試験片の形状が異なります。材料の純粋な強さを知りたい場合は片持ち-砂時計TP、材料欠陥を多く拾いたい場合は両持ち-平滑TPがお勧めです。ただし、片持ちでも平滑TPを使えますし、両持ちでも砂時計TPを使用することができます。
4連式回転曲げ疲労試験機の話Tecnical information
金属材料は小さい荷重が繰り返し長期間にわたって加わると疲労して、やがて破断する物質です。私たちの生活を支えるあらゆる機械構造物の多くは金属材料から構成されており、このような金属材料の特性を十分理解した上で安全な設計がなされる必要があります。
製品ラインナップLINEUP
例えば、このような
ご要望にお応えします。Request Order
- 回転曲げ疲労試験を効率行いたい
- 実環境を想定した疲労試験を行いたい
- 高価な材料なので小さな試験片で疲労試験を実施したい
ご注文・ご依頼までの流れFlow
- お電話・メールで、ご相談を受け付けます
- まずは、お電話またはメールでお気軽にお問い合わせください。
スピーディーにご対応させていただきます。
step
01
- ヒアリングし、お客様のご要望をお伺いします
- 御訪問やWEB会議システムでのお打ち合わせを通して、打ち合わをせさせて頂きます。
なお事前にGIGAQUAD®がどのような試験機なのかを見学頂く事も可能です。
02
- 受託試験のご利用も可能です
- 受託試験サービスにてGIGAQUAD®をご利用頂く事も可能です。
試験片製作からS-N曲線導出まで一気通貫で対応させて頂きます。
03
- TOP
- 製品情報
- GIGA QUAD®
- 集光加熱ユニット