山金ものづくりワード集

レーザーピーニング(レーザーピーニング)


レーザーピーニングとはレーザーパルスを照射し、材料表面に圧縮残留応力を付与する表面改質技術の事を示します。
ピーニングは叩いて金属表面に圧縮応力を加える事で疲労強度を向上させ、溶接部などの疲労割れや応力腐食割れを防止させる働きがあります。レーザーピーニングは、強力なパルス状のレーザーを金属表面に照射し、発生するプラズマ(高圧ガス)の衝撃力で金属表面を圧縮して内部の残留応力(引張応力)を打ち消すものであり航空機部品、自動車部品、橋梁などへの応用が検討されています。

なお、弊社の4連式回転曲げ疲労試験機GIGA QUADはレーザーピーニングのような表面処理により、どの程度疲労強度が向上したかを比較検証するのに適しています。
材料の内部に存在する介在物に左右されにくい片持ち式試験片を用いるため、表面処理による疲労強度の向上を調査する事が可能です。

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