山金ものづくりワード集

熱電対(ねつでんつい)


熱電対とは、2種類の異なる金属線を先端で接合した(対にした)温度センサであり、両端の温度差に応じて発生する微弱な電圧(熱起電力)を利用する事で温度測定を行います。
中高温領域用の温度センサとして広く用いられており、バラツキが小さい、耐食性・耐熱性が高いという特徴があります。
なお、熱電対の種類や素線径等については各種規格(IEC、JIS、ANSI他)により定められており、必要に応じて選択する必要があります。

山本金属では、熱電対に自社の小径深穴加工技術を融合させ、温度計測ツール「Thermo-nail」を開発致しました。
近年、その利便性から普及してきているリチウムイオンバッテリーにおける安全性評価項目「強制内部短絡試験」に御使用頂けます。
釘の内部に熱電対を挿入しているため、発熱部位により近い所で温度の測定が可能です。実際にセンサの取り付け位置により結果は大きく異なります。

また応答性においても誤差はほとんどありませんので安心してお使い頂けます。

御興味がございましたら気軽にお問合せ下さい。

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