山金ものづくりワード集

難削材(なんさくざい)


難削材とは文字通り削り、加工しにくい素材のことを指示します。
特徴としては、放熱性が悪く刃先の温度が上昇しやすい・粘度が高いため切屑処理性が悪く、目標の面粗度を満たせない等、様々な問題が加工上生じるところにあります。

こういった難削材の加工を行うにあたっては、やみくもに経験や勘に頼るのではなく、素材特性を把握して加工を行う必要があります。

例えば、SUS304の場合だと伸びが非常に大きいという所に大きな特徴があり、せん断角が小さくなることで切削抵抗が高く、切り屑処理性がかなり悪くなる事が予想されます。

このような素材を加工するにあたって、以下のような対策を取る必要があります。
①高靱性の工具を使用し、境界部の損傷を防ぐ。
②切削抵抗・切削温度が高くなる事が予想されるためすくい角を大きくする。

上記のように、難削材の加工で困っているんだけど次のような事でお困りの方がいらっしゃいますか?
試験をする時間・スタッフ・設備に余裕がない・・・
評価するための機器やノウハウがない・・・

山本金属の被削性評価試験サービスは、工具摩耗・切削抵抗・切削温度・切屑の形状・表面状態等の定量的に判断できる指標を用いることで切削加工の“可視化”を行い、最適条件の選定をサポートします。
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