このたび弊社は「極限環境下におけるギガサイクル4連式回転曲げ試験機の開発」という テーマで日本機械学会関西支部賞（技術賞）を受賞しました。

安心安全で持続可能な社会を実現するためには高強度・高信頼性材料の開発は必要不可欠であり、設計開発段階においては疲労限度よりも低い応力にて破断するギガサイクル領域で疲労破壊について定量的データを取得する必要性があります。

また高強度・高信頼性材料が実際に使用される環境は千差万別であり、極限環境下 （腐食や高温・低温の環境）において疲労強度のデータを収集する事も重要です。

弊社のGIGA QUADは、4本の試験片を同時に試験することで効率よくS-N線図を作成出来る点、 腐食試験と疲労試験の同時実施が可能な腐食疲労試験装置や600℃環境下で疲労試験が実施可能な高温環境装置、－100℃環境下での試験が実施可能な低温環境装置等により実際に金属が使用される環境下での疲労試験が可能である点が評価されました。

今回の受賞を励みに、今後も益々機械工業・材料開発分野の発展に貢献できるよう精進して参りたいと存じます。

2013年度関西支部賞受賞者一覧 　賞状 

なお、4連式回転曲げ疲労試験機の詳細は下記リンクをご覧下さい。
GIGA QUADシリーズ（4連式回転曲げ疲労試験機）