CFRP被削性評価試験
CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)とは、炭素繊維と樹脂との複合材料であり、
鉄やアルミなどの金属材料よりも低密度でありながら、力学特性に優れた比強度が高い、軽くて強い材料です。
その軽くて強い特性により様々な産業分野への適用が期待されています。
しかしながら、CFRPの切削加工(穴あけ・輪郭加工等)では、工具摩耗が激しく、
またバリやデラミネーション(層間剥離)等が発生することが課題となっています。
工具費用が高い、品質が安定しない、現状の加工条件が正しいのだろうか?
そのような課題に直面されている企業様が多いのが現状です。
山本金属製作所では被削性評価試験サービスにてCFRPの加工性評価・テストを承ります。
加工中に発生する粉塵に関しても弊社にて対策可能です。
工具・最適加工条件の選定・品質の向上等を共同研究のパートナーとして貴社と一緒にに取り組ませていただきます。
評価判断基準のご紹介
工具摩耗
工具の刃先は切削加工により高温・高負荷を受け、必ず摩耗します。
さまざまな条件下で試験を行い、工具の摩耗量を数値化します。
また、SEM(走査顕微鏡)を使用することで、摩耗部の成分分析も行えます。
切削抵抗
切削抵抗とは、加工時に刃物と被削材との間に発生する抵抗(力)のことです。
キスラー社製の切削動力計を使用し、切削中にかかる抵抗を数値化します。
デラミネーションの観察
CFRP積層体の切削加工に発生する品質上の不具合は炭素繊維の方向と切れ刃の作用方向に起因するものが殆どであり、代表的なものがデラミネーションと呼ばれる積層された炭素繊維が穴の入口・出口やトリミング時の端面上下で剥離する現象です。
切削条件の改善でデラミネーション発生を防ぐことがCFRPの加工では非常に重要となります。
【試験実績例】
目的 | CFRP部品を加工するための工具選定 推奨切削条件内での工具摩耗・加工品質の確認 |
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試験内容 | 穴加工(面取り含む)輪郭加工における工具摩耗とデラミネーションの評価 |
試験後、最適な工具の選定を行い工具費用を削減!!
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