研究開発の高効率化
実環境を想定した試験
スピーディーに各種材料の疲労限度を知る。

2013年度日本機械学会関西支部賞(技術賞)受賞(YRB200L)
2014年度グッドデザイン・ベスト100受賞(YRB300L)
JIS Z3147
「アルミニウム合金及びマグネシウム合金の高速負荷回転曲げ疲労試験方法」対応
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こんなお悩みありませんか?

材料の試験をしたいが
期間が大幅にかかる

実際の現場環境での
試験方法の実施が困難

自社で試験片のテストを
したいがノウハウがない

これらをすべて解決!

・4種類の試験が同時に可能
・試験片の取り付けが容易
・精度の高いシャフトを搭載
・ギガサイクル領域の試験でも高効率な試験を実現
・各種材料、小型・大型試験片にも対応
・試験期間の大幅短縮で材料開発を促進
・特にコストのかかる積層材料の試験に最適

GIGAQUADって何?

金属疲労や疲労破壊を試験する装置です。

鉄やステンレス、アルミ、その他さまざまな金属材料で試験することが可能です。
この試験機では、4本の試験片を同時に試験出来るため、4連式回転曲げ疲労試験機と呼ばれています。4連式のため、データ収集が早く出来、S-N曲線も効率的に作成できます。また、高サイクル疲労領域の試験も効率的に行えます。
教育機関・公的研究機関様にも御使用頂いております。

BENEFIT

GIGAQUADが
選ばれる理由

スピーディーに疲労限度を知り、新素材に変更することで
製品の寿命が延びる。競争力の高い製品づくり。

S-N線図を使用することで
疲労限度を知る

BEFORE1本のS-N線図を作成するのに
426日もかかってしまう。
AFTER 機械構造物の安全性・信頼性の確保と、従来技術・新技術の比較を高精度に検討するために
最速でS-N曲線を使用したデータを獲得。

GIGAQUADでは、4種類の試験を同時に行う。
ギガサイクル領域の試験でも高効率な試験を実現!

4つのチャック部に試験を分散させることで約200日でギガサイクル領域での疲労試験データが採集できます。よって短時間でS-N曲線を作成することが可能となり、高効率で実験を行うことができます。

BEFORE特殊な実環境化での疲労試験が困難。
AFTER 金属材料が実際に使用される環境は千差万別であり、腐食や高温・低温の環境において疲労強度のデータを収集が可能に。
BEFORE材料の品質の担保に正確性が持てない。
新材料の強度テストに期間がかかりすぎる。
AFTERクレーム材の強度が従来のものと比べ弱いことが判明し、同ロットの製品の出荷ストップといった措置や、再発防止が出来た。

品質検査に活用

GIGAQUAD を導入した結果

成果01

実環境(高温・腐食)を想定した疲労試験が実施出来た。

成果02

JIS Z3147「アルミニウム合金及びマグネシウム合金の高速負荷回転曲げ疲労試験方法」に準ずる試験が実施出来た。

成果03

積層造形材料の疲労試験をローコストで実施出来た。

成果04

受託試験では試験片製作から一貫で依頼ができた。

お取引先の声

CUSTOMER VOICE

スピーディーに疲労限度を知り効率の良い研究開発を実現

GIGAQUAD®の大きな特徴は4連式であることです。
効率の良い試験が出来る事でスピーディーに疲労限度を知ることが出来ます。
新素材と従来材を比較した際に、新素材の疲労特性の数値が良かったため採用し製品の寿命を延ばすことに成功しました。
疲労試験に精通したスタッフの方もおられ、様々な知見を頂けるのもユーザーとしては有難いと感じております。
今後も積層造形材料の評価にも取り組んで行きたいと考えており、益々GIGAQUAD®を使った材料開発を進めたいと思っています。

開発ストーリー

STORY

金属疲労による重大な事故を起こさないために。

誰もが利用する飛行機・電車・橋、そしてジェットコースターなど金属疲労による重大な事故が過去には起こっています。このような事故を二度と起こさないためにも、金属疲労の研究がすすめられています。
では、上記のような事故を防ぐために、何が必要か!?
それは確実で安全な設計です。
機械構造物の安全性・信頼性の確保と、従来技術・新技術の比較を高精度に検討するためには疲労試験機で「疲労試験」をおこない、S-N曲線を使用したデータを採取する必要があります。
山本金属製作所では創業以来培ってきた加工ノウハウを活かし、金属疲労による重大な事故を起こさないため何か出来ないかという想いで出来上がったのが4連式回転曲げ疲労試験機GIGAQUAD®です。

高まるギガサイクル領域での疲労限度把握のニーズに対応するために。

地球にやさしい社会を目指すと、おのずと金属製品を使っているあらゆるものを長い期間大切に使おう!ということになります。
でも、本当に安全に使い続けられるの?という疑問に対して、材料学分野ではこれまで研究した実績があまりありませんでした。
なぜならギガサイクル疲労領域(107回以上)の試験は非常に時間が掛かるからです。でもやっぱりやらなきゃ、地球にやさしく安全な社会は実現できません。
そこで疲労試験機のマルチ式タイプが考案されました!!
我が社のGIGAQUAD 4連式回転曲げ疲労試験機は4回分の試験が1度に行えるのでとってもスピーディーです!!

2013年度
日本機械学会関西支部賞
技術賞受賞(YRB200L)

2014年度
グッドデザイン
ベスト100受賞(YRB300L)

JIS Z3147
「アルミニウム合金及びマグネシウム合金の高速負荷回転曲げ疲労試験方法」対応

基本仕様

ツールホルダ

シャンク規格
BT30,BT40,BT50,HSK63A,HSK100A
※基本仕様以外での対応も可能(応相談)
チャックタイプ
ER25規格テーパーコレット
※基本仕様以外での対応も可能(応相談)
最大工具挿入深さ
39mm
最高回転数
BT30,BT40,HSK63A:20,000rpm
BT50,HSK100A:10,000rpm
回転バランス
1.2g・mm以下
その他
充電式,クーラント外部・内部給油可(7Mpa)

センサ部

シャンク規格
BT30,BT40,BT50,HSK63A,HSK100A
※基本仕様以外での対応も可能(応相談)
チャックタイプ
ER25規格テーパーコレット
※基本仕様以外での対応も可能(応相談)
最大工具挿入深さ
39mm
最高回転数
BT30,BT40,HSK63A:20,000rpm
BT50,HSK100A:10,000rpm
回転バランス
1.2g・mm以下
その他
充電式,クーラント外部・内部給油可(7Mpa)

製品ラインナップ

YRB300L

従来の試験機の機能に加え、更に安全性を考慮して設計。操作もタッチパネル化し、使い勝手よく省スペース・高効率・高負荷荷重の対応が可能な試験機を開発しました。

YRB200

高精度・高効率・省スペースという高いレベルで製品化を実現しました。長期間を要するギガサイクル疲労特性を試験するのに最適。機能も充実しています。

YRB200-010
(腐食環境試験ユニット)

手軽に腐食環境を作りだし、実環境に即した試験に対応。
腐食液の飛散完全防止設計は、特許取得済。
※特許取得済み 特許第5558994号